(続き)ちょっと子供のこと書いてます

ある日



仕事していると病院から電話



電話に出ると〝容体が急変したので緊急オペします。すぐ来てください〟



まじか!



急いでサロンを出て、電車に飛び乗り病院へ。

こんなに電車に乗っている時間を長く感じたのは初めてでした。

急いで病室に駆け込むと、奥さんいない。

ナースステーションで聞くと別の部屋に移されてたからその部屋に向かった。

部屋に入ると、たくさんの人たち。

彼女は元気ではないけど笑顔で迎えてくれた。

担当医からその場で話を聞いた。


〝手術室が空き次第、帝王切開します〟


あと30分~40分後か~

彼女は申し訳ない顔でこっちを見ていた。


さっきまで親友と妹が面会で来ていて、久しぶりに楽しかったのかガールズトークで盛り上がっていたらしい。

血圧を測りに看護師さんが来て測ると、200超えていたらしい。

急遽面会の二人には帰ってもらい、検査。

このままだと赤ちゃんも彼女も危なくなるので、急遽帝王切開することに、下げる薬にも限界があるらしい。

会話で盛り上がっただけで急上昇するなんて!

担当医曰く、〝それが高血圧症候群なんです〟とキッパリ言われました。

彼女に話しかけると、〝こんなことになってごめんね〟とあやまってばかり。す


〝何か飲みたいものある?〟


〝水が飲みたい〟


自販機のペットボトルを買って、彼女に飲ませました。


そう!


それが僕のやらかした事😱


手術前は、飲食ダメなんですよ。

麻酔が効かなくなる。

無知って怖い。

それすら僕は知らなかった!

僕のおかげで、オペが3時間遅れました。

担当医には、すごい怒られた。

本当にすごい怒られた。

すいません。

伸びた分、血圧を下げる点滴を続けるんだけどなかなか下がらない。

お腹に赤ちゃんがいる場合は強い薬が使えない。使えない分下がりにくい。


今度は逆で、僕が申し訳ない顔をしていると彼女が〝大丈夫だよ〟って言ってくれた。

も~、ほんとすいませんです。

待っている間は、これからの話をたくさんしました。

話している間に、時間になりオペ室へ。



僕〝赤ちゃん取り上げる時間は日をまたぐね~〟



彼女〝そうだね~。何座になるんだろう?〟



担当医〝さそり座ですよ〟



僕〝さそり座か~、なんか美川憲一の歌に出てくる女みたいになるのかな~?ちょっと嫌だな〜。先生よく知ってますね~。占いとか好きなんですか?〟



担当医〝私もさそり座ですっ!!〟



そこからはお察しの通りオペ室までは沈黙です😅

彼女を見送って、オペ室前で待ってました。

予定通り日をまたいで生まれたさそり座の彼女は保育器の中に入って出てきてそのままNICUへ。



1,115gのさそり座の彼女👶

1,000gちょっとの赤ちゃんってすご〜く小さいんですよ。

指で手のひらを触ると、ギューっと力強く握ってくれました☺️

今でも僕の財布の中にこの写真が入っています。

本当はぎりぎりまでお腹の中で育ってほしかったんですけどね。

その後彼女は約3ヶ月NICUにお世話になりました。

Nを卒業できる体重は病院によって異なるのでそれぞれで確認してください。

NICUでの事は、すげー長くなるんで書きませんが、さそり座の彼女は、12月24日クリスマスイブに退院しました。

きっと気をきかせてこの日にしてくれたのかも。


妊娠高血圧症候群。

もしなったのなら気を付けてください。

絶対安静です。

不注意で血圧が上がってしまったりすると大変なことになりかねません。

脅しで書いている訳じゃないけど。

分かる気持ちもありますが、お腹の赤ちゃんの事一番に考えてくださいね。

それから周りもそうです。

一番身近だと旦那さん。

旦那さんもしっかり認識して協力しましょう。

周りのサポートがあるのが、なにより頼りになるし心強いはずですからね。


それから、年々NICUがある病院が減ってきてますよね。

Nはあるけど受け入れ人数が少なかったり、Nはあるけど、Nが小さい病院。

うちの場合は、産後NICUに空きがあったので同病院に入れたけど、Nがいっぱいだと他の病院に入院になって離れ離れになることもあります。

今、どこの都道府県も産科、小児科も少なくなってきてます。

これも困りますよね😭

産科、小児科もそうですが、NICUがある病院増やしてほしいなぁ。

特に、周産期母子医療センターを兼ね備えている病院。

本気で増えてほしいです。

なぜかというと、周産期母子医療センターのある病院で次女は生まれました。

それがなかったら?

って考えると、あった方がいいし、たくさんの命も繋がるんですよ。


長々と書いてしまいました。

こっちのブログで書いていいのか迷ったんだけど書いてしまった。

もう終わります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。






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